シンガポール日本人学校スクールアドバイザー 日暮浩実先生より

  • 2020/6/16
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学校再開にあたって ~コロナウイルスと向き合う~

 

現在、コロナウイルスによるパンデミックが世界を混乱に陥れています。

中国のように厳格な規制を実施できた国では、ほぼ感染者はいなくなっていますが、そうしたことができない多くの国ではまだまだ感染者は増え続けています。

私たちが居住しているシンガポールは、積極的に感染者を見出だし、隔離し、必要に応じた治療を行っています。

その結果、6月10日現在で感染者38965名、これは人口の0.68%で、人口比ではアメリカなみに患者数が多くなっています。

しかし、感染者に対する死者の割合は、0.06%と世界各国はもちろんアジア諸国と比べても、極めて低い値となっています。

この意味でシンガポールは世界で最も安全な国と言ってもいいかもしれません。

ただ、そんなシンガポールでさえ、外国人労働者の寄宿舎関連の大クラスターを除いた市中感染はゼロにはなっていません。

このことは、いかにこのウイルスを抑えるのが難しいかを表していると思います。

今後、学校や社会活動が再開されていく中で、市中の感染者数は再び増えていくことでしょう。

では、そんな中、私たちは、どうすればよいのでしょう?

実は答えは簡単です。

爆発的な感染を抑えるために、個人個人が、自分ができる基本的な小さな努力を続けることです。

具体的には、適宜マスクをする、人と人との距離をとる、顔を触らない、手をよく洗う、手すりやエレベーターのボタンなど不特定多数の人が触るものを素手では触らないこと等です。

もちろん、学校も保健省(Ministry of Health)、教育省(Ministry of Education)等と連絡を取り、その指針に従い、真摯に対応しています。

それでも、近い将来、誰かは感染して発症するでしょう。

それは、人は完ぺきでないこともさることながら、このウイルス感染症は発症する3日ぐらい前から感染力があるという自分が感染していることがわからない時期があるため、知らぬ間に人にうつしてしまうからです。

ですので、今、健康な方でも、誰でも、自分が感染者になる可能性があります。

今、大丈夫と思っていらっしゃる多くの方も、明日、発症するかもしれません。

誰でも明日は我が身なのです。

ですから、患者さんを責めないでください。

誰も、患者になりたくてなるわけではありません。

誰も加害者ではないし、被害者でもありません。平等です。

患者さんが出た時、大切なのは、対応の仕方です。

優しく愛護的に接してあげてください。

患者さんへの愛護的な態度は、社会を落ち着かせます。

なぜなら、社会の構成員は全員、明日患者になるかもしれない潜在的な患者さんなのですから。

ご自身ができる小さな努力が自分を守ると同時に社会全体を守り、ウイルスを駆逐することにつながります。

皆で、助け合い、パンデミックに打ち勝ちましょう!

 

(文責:シンガポール日本人学校スクールアドバイザー 日暮 浩実 2020/06/11)

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