令和5年度 ごあいさつ

 令和5年度が始まりました。今年度も歴史と伝統あるチャンギ校の教育の充実のため、全教職員が力を合わせて力強く学校運営を進めていきます。

 1912(大正元)年11月、邦人有志によってミドルロード131に日本小学校が開校して以来、シンガポールの地に日本人の子供達のための教育が脈々と引き継がれています。
 1966(昭和41)年にはシンガポール政府より私立学校として正式に認可された日本人学校が開校しました。校舎はその後何度か移転を繰り返し、現在のクレメンティに校舎が完成したのが1976(昭和51)年。ウエストコーストに中学部校舎が完成したのが1984(昭和59)年。そして、本校、チャンギ校が完成したのは1995(平成7)年4月のことです。
 当初クレメンティ校は1~4年生、チャンギ校は5・6年生の校舎として使われていたそうですが、1998(平成10)年4月からは小学部に学区制が敷かれ、現在の3校体制が始まりました。世界中に広がる日本人学校の中でも歴史のある学校の一つとして現在に至っています。3校の中では一番新しい小学部チャンギ校も今年、開校28年目を迎えています。

 シンガポール日本人学校チャンギ校の学校教育目標は
「豊かな国際感覚をもち 世界の人々とつながろうとする子」
 そして、これを実現するために、本年度の重点目標を
『「未来への挑戦」~ことば、あいさつ、しせいから~』
としました。

 シンガポール日本人学校チヤンギ校で学ぶ子は、将来、日本と世界の未来を創っていくことになる子供達です。多様性を理解し、他の人と協働して問題の解決に取り組める人、世界に関心をもち地球規模で未来を考える人に成長して欲しいと願っています。
チャンギっ子が日本中、世界中から集まってきた仲間や先生達と過ごす1年間が人生においてかけがいのない時となるように、また、自分の未来への挑戦の日々となるように大切に過ごさせていきたいと考えています。失敗を恐れず、積極的に、どん欲に何事にも挑戦し、自信を高めていく姿を後押しする1年としたいと考えます。
 保護者の皆様、関係各所の皆様のご支援、お力添えをよろしくお願いいたします。

令和5年4月
シンガポール日本人学校小学部チャンギ校
校長 中谷扶美子

 

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