令和3年度 ごあいさつ

 「始まる。」のではなく「始めるんだ!」

一昨年度から広がり始めた新型コロナウィルスは、近代化された世界が

これまで経験したことのない様々な影響を私たちの生活に及ぼしています。“セーフ ディスタンス”や“マスク着用”といった「新しい生活様式」は、もう新しいではなく、あたりまえの日常生活になっています。学校でいえば異学年交流や校外学習など、今まで普通に行われていた活動は再開する目途がまだたっていません。このように、先行き不透明でどこか思う存分にエネルギーを発散することが難しいのが、今、子供たちの置かれている現状です。

そのような中で、我々チャンギ校教職員は、改めて学校の存在意義とは何なのかということを問い続けています。これまでチャンギ校の教育が培ってきた伝統と質を生かしながら、子供たちの持っている能力や可能性を最大限に引き出すため、この環境に適した教育活動をどのように展開していけば良いのか、それが本年度の私たちの最重要ミッションと捉えております。「令和3年度が始まる。」という受け身的な姿勢ではなく、「令和3年度を始めるんだ!」という強い意志を持ちながら、この難局にチャンギ校教職員一同の叡智を結集して立ち向かっていきたいと考えています。

令和3(2021)年度の具体的な取組み
チャンギ校は、2018年に制定された『シンガポール日本人学校グローバル人材育成大綱』を基盤にして,学校教育活動を進めています。

今年度のチャンギ校の教育目標は,『豊かな国際感覚をみがき 夢をもって世界の人々とつながろうとする子供~通って楽しく,卒業して懐かしい「学びのふるさとチャンギ」~』です。この教育目標に込められている願いは,これからの技術革新を含めての急激な変化や、グローバル化の進展や世界を覆い尽くしたコロナなどの不測の事態など予測が難しい未来社会を生き抜いていく子供たちに,大人になってもたくましく生き抜いていく確かな力を育てたいということです。そして,チャンギ校を巣立った子供たちにとって、このチャンギの学び舎がいつまでも思い出深いふるさとになるように,楽しく創造的な空間にしていきたいということです。その目標実現のためにチャンギ校では,次の6つを教育の柱として本年度も取り組んでまいります。

  1. 「生きる力」を育むための基礎,基本の徹底 ・・・バランスよい「知・徳・体」の育成
  2. 英語教育の充実・・・CEFRの学習レベルに基づいた実践的な英語
  3. 国際理解教育と現地校交流の推進・・・オンライン交流学習などの積極的活用
  4. ICT教育の充実・・・AG5「在外教育施設の高度グローバル人材育成拠点事業」 (海外子女教育財団指定3年目)における効果的で発展的な学習展開でのICT活用
  5. 特別支援教育の充実・・・ユニバーサルデザインを意識した環境整備や授業づくり
  6. 家庭,地域との連携・・・PTAとの協力・連携、日本人会や日本人学校協同組合(スクールバス)との協力

2021年度も『チャンギっ子の笑顔のために わかる・考える授業 たのしい学校』をスローガンに、教職員が同じベクトルを目指しながら切磋琢磨してまいります。

本年度も保護者の皆様におかれましては,引き続きご支援とご協力を賜りますようお願い申し上げます。

 

令和3年4月12日
シンガポール日本人学校小学部チャンギ校
校長 堤 祐子

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