チャンギ校
AI(歴史博士)が22人の教師に!? 6年生
次年度からのシンガポール日本人学校全体での生成AI利活用を見据え、このたびチャンギ校がトライアル校として、生成AI(Google Gemini)の活用をスタートさせました。今日は6年生の社会科「明治時代の学習」において、生成AIを活用した授業を実施しました。学習の焦点は、江戸時代と明治時代の資料を比較分析し、社会がどのように変化したかを深く考察することです。


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特筆すべきは、今回使用したAIが単なる検索ツールではないという点です。今回の社会科の学習専用に、教師がAIをカスタマイズし、児童一人ひとりの端末に配布しました。このカスタマイズされたAIは、教師の分身のように機能し、児童の思考力を拡張する働きかけをします。児童一人ひとり(22人)に専属の「歴史博士」が寄り添い、資料から気付いたことを問いかけると、分析を深めるためのヒントや、次の学びにつながる問いを返してくれます。

これまでの授業では、教科書に載っていない疑問や、分析を深めるための質問は教師に一極集中しがちでした。しかし、AIを活用することで、子供たちは次のステップへ大きく進むことができました。この学びのサイクルを、AIが強力にサポートしてくれるようになったのです。教師も児童も、今後の学習におけるAIの可能性と、子供たちの主体的な学びがさらに加速していく予感に、大きな期待を感じた時間となりました。
学習後に寄せられた児童の振り返りからも、AI活用の効果が明確に伝わってきます。
「歴史博士(※カスタマイズAI)を使ってみて思ったことは、問いが生まれやすくなったということです。問いが出てきても、歴史博士に聞けば、分かりやすく教えてくれるし、自分が求めている答え以上の答えが来るから、そこからまた新しい問いが生まれて、の繰り返しで、問いを生み出すのが楽しくなってきます。歴史博士は、私が歴史を学ぶ上で欠かせない存在になりそうです。」
AIは、知識を得るための道具から、「思考を深めるパートナー」へと進化しています。本校では今後も、生成AIを効果的に活用し、子供たちの探求心と創造性を育む教育を推進してまいります。