この日の道徳の授業のテーマは「あいさつ」でした。マンション全体で「住人同士の挨拶を禁止」した新聞記事を例に,あいさつの効用と是非,ルールの意味を考える授業でした。
あいさつをしない人に違和感を感じる人もいる一方で,あいさつをすることに緊張感を感じてしまう人もいるなど,様々な立場に立って理解しあうことが重要という意見が出されました。
道徳の授業は「特定の価値」を押し付けることが目的ではありません。価値どうしが対立するような場合(たとえば,困っている人を助けていると約束の時間に遅れてしまうというような場合),どのように考え,行動することが望ましいのか,といったことを教員も生徒も一緒に考えていくことを目指しています。